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May 23, 2009

CT検査。

初点滴、初造影剤。
CTは、小学生の時に腹痛の検査でやった事があった筈。
子どもの頃は、「痛み」ってものがどういうものなのか判らなかった。痛みに鈍感だったのかもしれない。
「ズキズキ」とか「シクシク」がどういう感じなのかが理解出来ていなかったので、医師から「どんな風に痛いの?」と尋ねられても答えられなかった。
大人になった今なら、痛みの違いもちゃんと判ります。それでも、(我慢をするタイプじゃない筈なのだけど)ちょっとした痛みは感じないかも。だから、気付かないうちに痣ができていたりする。

初診以来、お腹が「はばったい」感じがして、そして便秘がちになる。
医師から押されたので、腸に影響があったのかも。
充実性で、確りとそこには硬めの物体が存在している。ここのところ私自身の機嫌が悪く、母に当たったりする。
「『充実性』って癌だから」と悪態ついたり。『充実性』は悪性の場合があるってだけなので、実際は全てが癌というわけではない。
娘から衝撃発言(笑)が飛び出したからなのか、母は熱々のお味噌汁が入った鍋を自分の足の上で引っ繰り返してしまった。結果として……火傷を負ってしまったのだった。
火傷程度のものなので、地元の個人病院へ行って処置をして貰う。

検査日を迎えるまで家の中ではゴタゴタして、落着きのない日々を過ごしていました。
検査日当日。
足に火傷を負った母を歩かせるのもしのびないので、私一人で大学病院へ向かう。
病院から指定されたのは14:30だったが、14:10には到着。
駅から歩いて病院へ行こうと思って家を出たのだが、バスを使う事にしたのだ。
受付を済ませ、二外の窓口に行き、そして血液検査とCT撮影。
15:10には全てが終わった感じかな。
青いTシャツを着て行ってしまったから私の肌は青白く見えるのでしょう。いろ~んなスタッフさんが優しく対応してくださった印象を受けた。

血液検査の中にはHIVの検査も含まれている筈。初診の際に、HIV検査を受ける承諾のサインをしたのでした。両親ともHIV抗体を持っていなかったので、私も大丈夫でしょう。
血液は小さな試験管4本分を採取。3本目を取り始めた時から「大丈夫ですか?」と検査員から確認をされる。取られている私が無言でいたので「気分が悪くなった」と思ったのか、マニュアルで言うようになっているのか。
検査員は愛想の悪いオバサンだったのだけど、意外とイイ人だったみたいです。

CTは待合スペースがガラ空きで、殆ど待たずに事は進んだ。
事務さんから検査着を渡され、金属が付いているものは全て外して着替える。上はTシャツそのままでも良さそうだったけど、折角なので検査着になる。
看護師さんが来て、アレルギーについてとか、食事は何時に摂ったか、水分は最後に摂ったのは何時かという問診がある。
CTを造影剤を使って撮影するってのに慣れた母がいたお陰で、水分は充分摂った。そもそも飲み物好きな私は、飲まずにはいられませんし。
私が問診を受けた後に、別の看護師さんが別の患者さんの問診をしていた。60代くらいの男性で、奥様と一緒だった。その男性は、絶食して来院してしまったらしい。水分を摂っても良いって聞いていなかったとか。
待合スペースを出ると直ぐのところに自販機が置いてあって、そこでポカリか何かを購入されたみたいです。でも、直前に飲んでも直ぐには吸収されませんよね。これが、後に問題を引き起こしてしまう。

CTの検査待ちのスペースにはモニタが置いてあって、CTの説明VTRが流されていたのだけど、全然頭に入らなかった。そりゃ、気が気でないし。
本当は、きちんと見ないと駄目ですよね。造影剤を使用した際の危険性についても説明されていた筈ですし。
いつ造影剤を入れるのか判らずに病院へ行ったので、看護師さんから「点滴します」と言われて、即造影剤を入れるのかと勘違いしてしまった。
最初の点滴は体液と同じ成分を入れるだけなのでした。
取敢えず、看護師さんに「点滴初めてなんですぅ」と主張をしてみる。その所為か、いろんな事を丁寧に説明してくださった。一人で行って心細かったのも気付いてくださったのでしょう。優しいナースに出逢えて良かったです。
でも、優しいから思い切りが悪いのか、点滴の針を刺すのにかなり時間がかかってしまった。私は血管が細いのか、採血するのも難しい身体です。だから、点滴の針も刺しにくかったのでした。私が処置室に入って暫くした後に件のオジサンも入ってきて、そして私よりも先に点滴スタートしてました。
さてさて、私の点滴は左腕の肘の内側辺りに刺されました。針は抜いてあって、プラスチックだから危険は無いけれど、「なるべく腕は伸ばしておいてください」と言われる。点滴をスタートさせ、気分はどうか質問をされる。
やはり鈍感な私は、な~んにも。多少、腕に何かが入ってきているような感覚はあるけれど、気分はいつも通りでした。
水分を摂っていなかったオジサンは私の3倍くらいの液を注がれていた。速いペースでドンドン落としていくって話をされていました。

下書きせずにブログを書いていて、時系列そのままで書いているので読み難いと思いつつ、このまま書き続けます。

処置室を出て直ぐの所にCT撮影を待つ椅子があり、そこに誘導される。私より先にオジサンは座っていて、点滴もガンガン流されているみたいでした。
私は相変わらずいつもの荷物の多さで、「持ってき過ぎた……」と反省をしていて、普段の私よりもあまり周りを観察できなかった。
CTの部屋は二部屋あり、私は「2」へ案内される。爽やかなお兄さんが担当で、「へへ♡」。家に帰って「イケメン兄さんがいたよ♪」と母に報告したら「病院もサービスしないとならないからね」と言われる。
いやあ、荷物を運んでもらったり、至れり尽くせりでしたよ。こういうお楽しみが無くっちゃ、やってられませんわな。
CTは、小さな細長いベッドに両腕をバンザイした状態で横たわり、大きなドーナツのような機械の穴の部分の中を寝たまま行ったり来たりして撮影です。
点滴だけで2往復し、点滴+造影剤で1往復。それで撮影は終了。
造影剤を注入されると、身体がポカポカ温まり始めます。薬が身体の中を滲み渡るのに合わせて、順々に温度が高くなり、全体に行き渡ってから撮像でした。
CTのベッドに横たわって直ぐに、ブザーを手渡されましたが、気分は悪くならなかったので押さずに済みました。
撮り終り、身体を起こすのも補助してくれ、歩く時も、「大丈夫ですか」としつこいくらいに確認をされる。内心「オーバーだな」なんて思った。そのくらい安否の確認が煩わしかった。この「煩わしい」と感じるのも、今思えば造影剤の影響だったのかも。でも、自分ではいつもと変わらない自分だと思った。

待ちスペースで、残りの点滴を全て身体に入れるのにちょっと時間がかかる。針は刺しにくいし、点滴は入り難いのかな。
そうこうしているうちに点滴が全て落ち、針を抜いた後を自分の右手親指で圧迫して止血するように指示される。その頃、件のオジサンも検査終了で待ちスペースへ。
やはり私は自分の事でいっぱいいっぱいで、「オジサンの腕が揺れてるなぁ」と気付いたのだけど、それは落着きの無い人の行動と思うだけで、身体も気持ちもホワワンとしていた。すると、看護師がオジサンの名前を大きな声で呼んで近付いてきた。
オジサンを見ると顔は土色になり、身体はブルブル震えていた。造影剤の副作用を目の当たりにしたのだ。
それからオジサンはストレッチャーに乗せられ、左手人差し指に血圧計を付けられ、酸素吸入。幸い、オジサンの意識はあった。奥様らしき姿は見当たらない。バタバタしているうちに、オジサンはどこかへ運ばれていった。それから暫くしてオジサンの担当医の登場。こういう事に慣れっこになっているからなのか、焦っているような素振りはせず、歩いてきた。病院では走ったりすると他の患者さんを不安にさせてしまうから御法度なのは判るけれど、でも早足で来るくらいの姿勢は欲しかった気がする。

オジサンに副作用が出た原因と考えられるのが、水分が足らなかった事です。
他愛もない検査だけど、あの様子を見て「検査って命がけなんだな」なんて、今更ながら思った。
このバタバタがあって、ちょっとだけ私は放っておかれたのだが、これがあって検査後には何をしたら良いのかというのも聞けた。
兎に角ガンガン水分を摂って、尿と共に造影剤を外に出す。もう、これのみ。
食欲もさほど無かったが、体力をつける必要もあるし、学生向けのカフェへ行きご飯ものを食べる事にする。
こういうとき、女って図太いなって思う。あんな修羅場を見ても食事が出来ちゃうのだから。

嘗て人から言われた事がある。私の名前は自分に降りかかった悪い事を跳ね返してしまうような名前なのだそうだ。
今回の腫瘍の存在は私にとって不幸ではあるけれど、それに付随する不幸はまだ私に直接は降りかかっていない。今後ドカンとくるのか、これまでの私の人生でそうだったようにこのまま周りの人に跳ね返し続けるのか。
それを思うと赤の他人のオジサンに不幸を飛ばしてしまったようで申し訳なかったりする。
……気のせいだよね?

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Comments

突然のコメント失礼致します。
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